不妊治療における体外受精

様々な問題で女性の体内での受精が難しいとなった場合に、行なわれる治療法が体外受精です。

スポンサードリンク

人工授精は、別に採取した男性の精子を女性の体内へ注入して受精させるのに対して、体外受精は卵子を女性の卵巣から一旦取り出して受精させ、その受精卵を再び女性の体内に戻す方法です。

体外受精は一旦取り出された卵子を、男性の精子と受精させます。その後、シャーレーなどで数日間培養されます。
受精したことの証である細部分裂(分割)の始まりを確認してから、女性の体内(主に子宮)に再び移植され戻されます。
体外受精が始められた当時は、生物実験のような様相からマスコミは、「試験管ベイビー」と名付けましたが、現在はあまりこの言葉は使いません。

体外受精については医療倫理に触れかねないので、これが行なわれるのは、「妊娠成立の見込みが体外受精以外の医療行為によってはないと判断された」場合のみです。
いろいろなケースがありますが、例えば、女性の両方の卵管が閉塞していて、自然排卵がほぼ望めないような場合があります。
その他にも、次のような場合が体外受精の対象になります。
「男性の精子の数が少なかったり、精子無力症など、精子に問題がある」「精子に対して抗体がある」「重い子宮内膜症」「原因不明の不妊症」「高齢での不妊症」

体外受精は、排卵誘発 → 採卵 → 精子採集・調整 → 受精 → 培養 → 胚移植といったステップで進められるのです。
最期の課程の肺移植後は黄体補充をし、妊娠したか判定が行なわれます。
体外受精を行う時は、医師から十分なインフォームドコンセントを受けた後にスケジュールを組み立てることになります。

体外受精で妊娠する確率は20〜40%といわれますが、年令にも関係しますし、病院や施設によっても確率に差が出てきています。
妊娠確率が異なるのは、移植の方法や卵子の凍結方法など、病院や施設により異なるからです。
費用においても病院や施設によって治療費も異なっているようです。

スポンサードリンク

この記事のタグ

サイト内関連記事

性感染症検査 性交後検査 経膣超音波検査
不妊治療の検査は、2回目以降の受診から基礎検査を始めます。 以降に女性の主に受け......
不妊治療の中止 苦渋の決断
不妊治療を長年に渡り、努力し続けてきたにもかかわらず、希望の治療経過は得られずに......
高齢妊娠、高齢出産の利点
近年は高齢妊娠や高齢出産の例が多くあります。 よく耳にすることは危険性などのリス......
多胎妊娠の減胎手術のリスク
多胎妊娠というのは、2人以上の胎児を妊娠することです。 この多胎妊娠は、実は母体......
不妊治療の多胎妊娠のリスク
胎児・母体双方の安全に対して、多胎妊娠というのは最大のリスクになります。 出生死......
多胎妊娠は出産に大きなリスク
不妊治療を行う上で、これまでは生まれないリスクを述べてきましたが、生まれることに......
妊娠中に起こる妊娠高血圧症候群
妊娠高血圧症候群は一般にいわれる、妊娠中毒症のことです。妊娠前にはなかった症状が......
流産の原因に染色体異常
妊娠はしたが出産時に流産する割合は、妊娠の全体数の約15%で、高齢出産になるほど......
染色体異常の子供のダウン症候群
常染色体の21番目の染色体異常起こる疾患をダウン症候群といい、新生児の染色体異常......
染色体異常で生まれた赤ちゃんの症状
高齢妊娠・高齢出産では、染色体異常という深刻リスクがあります。 この、染色体異常......
高齢妊娠、高齢出産、また子供へのリスク
一般に35歳以上の妊娠・出産を高齢妊娠、高齢出産といいます。 女性が毎年、歳を取......
不妊治療費用は高額で全額自己負担
不妊治療の治療費は高額になり、夫婦には重い負担となり、受診をためらう方もいます。......
東洋医学の漢方での不妊治療
不妊治療の治療方法の多くは、西洋医学に基づいた治療が行われます。 東洋医学にも不......
高齢な夫婦の不妊治療
高齢な夫婦の不妊治療は、自然に近いタイミング療法では難しく、多くは体外受精・顕微......
体外受精の現状と新しい不妊治療
日本国内で2005年までに体外受精で生まれた赤ちゃんは、日本産婦人科学会の資料で......
高齢での不妊治療の限界
高齢で不妊治療法として主なものは、極めて確実な体外受精と顕微授精になります。 不......
不妊治療における顕微授精
顕微授精は、体外受精と同じく受精を女性の体内でなく、体外で行うという点で一致しま......
高齢での不妊治療では人工授精
不妊治療においてタイミング療法を続けていても妊娠しない場合、人工授精へ不妊治療を......

▲このページのトップへ